私の投資の考え方
私の投資の考え方|幸せになるためのポートフォリオ戦略
はじめに —— 幸せになるための投資とは?
あなたはポートフォリオをどう考えていますか?
「インデックス100%」「株と債券6:4」「現金100%」といったシンプルな比率で捉えていませんか?
私は単なる比率の話ではなく、「各投資種類に意味を与える」ことを大切にしています。
投資対象ごとに目的を設定し、その目的に応じて「やる・やらない」を決め、さらに「いくら必要か」を考える。そうすることで、資産を守るだけでなく、人生を豊かにするポートフォリオを描けるのです。
この記事では、幸せになるための投資の考え方を整理し、私自身の戦略を紹介します。
投資と投機の整理
私はまず大きく「投資」と「投機」に分けています。
投資と投機の違い
- 投資:価値を生み出すもの(事業活動・不動産収益など)
- 投機:価値を生まず、需要と供給で価格が変動するもの
投資として考える対象
- 株式(個別株、ETF)
- 債券(国債、社債)
- 不動産(賃貸用物件など)
投機として考える対象
- 現金(円・ドル)
- 金(ゴールドETFなど)
「え、現金や金も投機なの?」と思うかもしれません。しかし、現金は持っているだけではインフレで価値が目減りし、金も生産活動を生みません。
もちろん役割はあります。生活安定やリスクヘッジとして大切ですが、「資産を増やす力」としては弱いのです。
比率型ポートフォリオ戦略の限界
一般的には「株式〇%、債券〇%」といった比率型の戦略が語られます。
比率戦略の課題
- 幸せにつながるとは限らない
比率を守ることがゴールになり、「人生を豊かにする」目的が抜けやすい。 - 債券の役割が変化している
かつては株と逆相関でしたが、近年はその効果が薄れている。 - 目的別の最適解が抜け落ちる
「何のために投資するのか」という問いに答えられない。
私は比率ではなく「意味」でポートフォリオを組むことを重視しています。
目的から逆算する投資戦略
投資でよくある失敗は「投資額そのものを目標にしてしまうこと」です。
「毎月10万円積み立てているから安心」「資産が1,000万円を超えたから大丈夫」といった金額目標は、手段が目的化してしまっています。
本来考えるべき問い
- 老後はいくら必要か?
- 毎月どれくらい使うのか?
- 趣味や旅行にいくら充てたいか?
投資は「数字の積み上げ」ではなく、「自分の人生の目的から逆算する」ことが出発点です。
目的を基準にして「やる/やらない」を決め、必要金額を逆算することで初めて意味のある戦略が描けます。
各投資対象の役割(私の考え方)
高配当株
生活を潤す「現金フロー」を生む存在。配当は幸福感に直結。
インデックス投資
長期的に資産を増やす「増やす力」。将来の土台をつくる。
米国債
安定した利払いで生活設計を支える。逆相関よりも「老後予算」と相性が良い。
不動産
信用をローンに変換して投資。生活基盤であり、キャッシュフロー源。
現金(円・ドル)
生活防衛資産。緊急時に備える即応性が強み。
金ETF
インフレや有事のリスクヘッジ。ただし「増やす力」は弱い。
ビットコイン
投資というより趣味要素。技術に魅力を感じて余剰資金で少額継続。FI戦略の中核ではない。
私の投資戦略の全体像
私の目標はFI(経済的独立)。FIREできる状態をつくりつつ、働くかどうかを自由に選べる状態を目指しています。
年間収益目標
安定して年間800万円の収益を生み続けること。資産運用と小規模ビジネスの組み合わせで実現予定。
ポートフォリオ(目的別配分)
- 現金:200〜300万円(生活防衛資金)
- インデックス投資:NISAで老後資金を積み立て
- 高配当株:年間400万円の配当収入を目標
- 不動産:ローン活用で年間400万円の収益を目標
- ビットコイン:趣味枠として少額継続保有
👉 比率ではなく「目的」と「必要金額」をベースに構築しています。
まとめ —— 幸せになるためのポートフォリオへ
- 投資は「守るため」ではなく「人生を豊かにするため」のもの
- 比率戦略は守りには役立つが「幸せ」を保証しない
- 目的ベースで戦略を立てることが重要
- 高配当株や不動産はキャッシュフローを生み、FI達成の中核
- インデックス投資は長期的な「増やす力」を担う
- ビットコインは趣味的に楽しむ枠
投資は数字や比率のゲームではなく、「あなたの人生を幸せにするための道具」です。
ぜひ、自分にとっての「幸せになるためのポートフォリオ戦略」を描き、実践してください。

