高配当株投資の始め方
高配当株投資の始め方|戦略から口座開設、銘柄選びまで完全ガイド
とりあえず投資していませんか?
インデックス投資で「いつまでにいくら貯めて、いつからいくら使うか」——そんな戦略を立てていますか?
高配当株投資を始めるには、まず「戦略を作ること」が大切です。
この記事を読めば、戦略づくりから証券口座の準備、銘柄選び、購入、そして配当を受け取るまで——一通りの流れを理解し、すぐに始められるようになります。
投資の最初の壁は「始め方」
インデックス投資は始めやすい一方で、最終的には売却して資産を取り崩す必要があります。売却のタイミングや金額を考えるのは難しく、心理的負担も大きいものです。
一方、高配当株投資は「配当」という形で現金が自動的に入ってきます。株を売却しなくても生活に活かせる自由があり、投資を続けやすいのが特徴です。
ただし、なんとなく銘柄を選んで投資してしまうのは危険です。自分の目的に沿った「戦略」を立てることが不可欠です。
高配当株投資は「今使えるお金」を得ながら人生を豊かにする仕組みです。貯めるだけの初心者から卒業し、「貯めて使う」まで考えられる投資家になりましょう。
高配当株投資の基本戦略
投資の目的を決める
ゴールを明確にすることで戦略にブレがなくなります。大きく分けると次の3タイプがあります。
- 不足分を補う型:生活と収入のギャップを埋める
- 基礎生活費カバー型(リーンFIRE):生活費のベースを配当でカバー
- ファットFIRE型:理想の生活費のすべてを配当で賄う
投資金額を決める
年間目標額 ÷ 4%(配当利回り目安)= 必要投資額
例:年間120万円(=月10万円)を目指すなら、120万円 ÷ 0.04 = 3,000万円の投資が必要。
投資の時期を決める
- いつまでに目標額を達成するのか
- いつまでは再投資フェーズか
- いつから生活費として取り崩すのか
時期を区切ることで「貯める」と「使う」の切り替えが明確になります。
証券会社の選び方
高配当株投資を始めるなら「SBI証券」と「楽天証券」のどちらかで十分です。
楽天証券の特徴
- アプリが直感的で使いやすい
- 楽天銀行・楽天カードと組み合わせるとポイント還元が強力
- 楽天市場を利用している人との相性が良い
SBI証券の特徴
- 単元未満株(S株)を扱えるため、小額から国内株を買える
- 「住信SBIネット銀行+SBI証券+三井住友カードNL」のコンボが強力
- 国内株・米国ETFどちらも幅広く対応
👉 迷ったらこの2択でOK。すでにどちらかの口座があるならそのまま使いましょう。
最初に買う銘柄の選び方
高配当株投資のスタートは「国内株」か「海外ETF」のどちらかです。
国内株の特徴
- 通信(NTT・KDDI)、インフラ(電力・ガス)など安定業種
- 商社株(三菱商事・伊藤忠など)は配当+成長性を兼ねる
- S株で少額から始めやすい
海外ETFの特徴
- VYM:王道、分散性が高い
- HDV:財務健全性を重視
- SPYD:高利回りだが景気敏感株が多い
👉 まずは少額で「配当を受け取る体験」をすることが大切です。
口座開設と購入方法の流れ
どちらも基本の流れはシンプルです。
楽天証券の場合
- 公式サイトから口座開設
- 本人確認書類とマイナンバーを提出
- 楽天銀行と連携で入出金がスムーズ
- 楽天カード連携でポイント投資が可能
- NISA口座を同時に開設
SBI証券の場合
- 公式サイトから口座開設
- 本人確認書類とマイナンバーを提出
- 住信SBIネット銀行を同時開設で即時入金可能
- 三井住友カードNLを連携でポイント還元
- NISA口座を同時に開設
失敗しないための注意点
- 一度に大金を投じない(小額から始める)
- 利回りだけで判断しない(業種・配当性向を確認)
- 自分で納得してから買う(投資理由を説明できる)
- 再投資と使うバランスを意識する
- 考えすぎて始めない(小さく始めるのが一番の学び)
まとめ|まずは小さく始めて配当を体験しよう
高配当株投資は「配当金を受け取りながら資産を育てる」仕組みです。
- 戦略を立てて目的・金額・時期を明確にする
- 証券会社はSBI証券か楽天証券を選ぶ
- 国内株や米国ETFから少額でスタート
- 失敗しないための注意点を押さえておく
投資は実際に「買ってみる」ことがスタートです。まずは少額で体験し、配当金が口座に入る喜びを味わってください。そこから学び、改善しながら投資家として成長していきましょう。

