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【2025年版】連続増配5選|減配しない堅実な高配当株ランキング

s7tachi
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【2025年版】連続増配5選|減配しない堅実な高配当株ランキング


① この記事の目的と読み方

「高配当株に投資したいけれど、減配が怖い」
そんな悩みを持つ人にとって、“連続増配”は最も信頼できる判断軸のひとつです。

株価の上下に一喜一憂するよりも、安定して配当を増やし続けてくれる企業を選ぶことが、長期投資で成功する最大の近道です。

本記事では、

  • 10年以上連続で増配を続けている日本企業
  • 2025年時点で利回り3%以上
  • 財務と配当方針が堅実

という3つの基準で、減配リスクの低い安定企業5社を厳選しました。
最後まで読むことで、「長く付き合える高配当株」を自信を持って選べるようになります。


② 連続増配ランキングTOP5(2025年版)

ランキング表(増配年数・利回り・業種)

順位銘柄証券コード増配年数配当利回り(予想)業種
1位オリックス859124年約3.5%総合金融
2位リコーリース856622年約3.9%リース
3位芙蓉総合リース842416年約3.3%リース
4位みずほリース842513年約3.7%リース
5位三菱HCキャピタル859313年約3.9%総合リース

注目すべき3社の特徴

① オリックス(8591)

24年連続で増配を続ける、日本を代表する高配当株。
リースから不動産、保険、エネルギーまで事業を多角化し、景気変動に強い構造を築いています。

自己資本比率は約25%、配当性向は40%台と無理のない水準。
中期経営計画では「累進配当方針(減配しない)」を明言しており、配当の安心度はトップクラスです。

➡ オリックス(8591)高配当株分析


② リコーリース(8566)

22年連続増配という圧倒的な実績を誇る老舗リース企業。
堅実なリース事業を軸に、医療・環境・再エネなど成長分野へのシフトを進めています。

財務は非常に健全で、自己資本比率は約35%、営業キャッシュフローも安定。
「減配なしの文化」が根付いており、経営方針からも長期志向がうかがえます。

➡ リコーリース(8566)高配当株分析


③ みずほリース(8425)

みずほフィナンシャルグループ傘下の総合リース会社。
13期連続増配と、銀行系ならではの安定した資金調達が強みです。

医療・環境・教育など、景気に左右されにくい分野でリース事業を展開。
ROEは常に2桁水準、株主還元方針も明確で、今後も増配余地を十分に残す堅実銘柄です。

➡ みずほリース(8425)高配当株分析


③ リース業とは?なぜ安定した利益が出せるのか

リース業とは、企業が必要とする設備や車両、機械、IT機器などを代わりに購入し、一定期間貸し出すビジネスです。
利用企業は大きな初期投資を避けながら、毎月のリース料として費用処理できるため、資金効率を高められます。

リース会社はその見返りとして、長期にわたる安定した収入(リース料)を得ます。
さらに、リース期間中に発生する金利収入や、契約終了後の再販益なども収益源になります。

安定収益の理由

  1. 長期契約型のビジネスモデル
     3〜10年単位で契約されることが多く、景気変動の影響を受けにくい
  2. 貸倒リスクが低い
     主な顧客は企業や自治体。与信管理が徹底され、安定した回収が可能。
  3. 金利上昇局面でも安定
     借入と貸出の期間をマッチングさせ、金利リスクを最小限に抑える。
  4. 再リース・中古販売による追加収益
     契約満了後の資産を再利用し、利益を上乗せできる。

このように、一度仕組みを構築すると継続的に利益を積み上げられるビジネスであるため、
長期的な増配が可能な企業が多いのです。


④ リース5社をそのまま買えばいい?分散の視点も重要

今回紹介した5社(オリックス、リコーリース、芙蓉総合リース、みずほリース、三菱HCキャピタル)は、
いずれも財務・配当方針・実績の点で非常に優れています。

ただし、いずれも「リース業」という同じ業種に属するため、
景気変動や金利上昇など共通のリスク要因を持っています。

そのため、「5社すべてを持つ=分散になっている」とは限りません。

どう考えるべきか

  • リース業から1社+他業種(商社・インフラ・日用品など)を組み合わせる
     → 「安定配当×景気耐性」のバランスを取れる。
  • 花王(4452)など生活必需品株を加える
     → 消費安定セクターで下支えし、ポートフォリオ全体の変動を抑制。
  • ETFや商社株との併用も有効
     → 分配金の時期を分散でき、安定した配当フローを構築できる。

つまり、

リース業は堅実な柱として1社は入れるべき。ただし、ポートフォリオ全体では異なる業種を組み合わせることが重要。

これが、長期で安心して配当を受け取り続けるための鉄則です。


⑤ 連続増配企業が“減配しない”理由

配当を増やし続ける企業には共通点があります。

  • ① 財務基盤の強さ:自己資本比率30〜40%台を維持。借入コストの上昇にも耐えられる安定財務。
  • ② 安定したビジネスモデル:リースや保険、社会インフラなど、契約型・ストック型の事業構造。
  • ③ 明確な株主還元方針:累進配当(減配しない方針)を中期経営計画に明記している。
  • ④ 経営陣の信頼重視:「配当を続けること」こそが企業信頼の証という文化が根付いている。

この4点を満たしている企業は、景気後退局面でも減配せずに耐える力を持っています。


⑥ 投資初心者が注意すべきポイント

連続増配銘柄は一見“安全”に見えますが、注意すべき点もあります。

  • 高利回りすぎる株は危険信号
     利回り5〜6%超は、株価下落による“見かけの高配当”の可能性。
  • 配当性向をチェック
     50%を超えると、無理をして配当を出していることがある。
  • 1業種集中を避ける
     リース業は安定している一方で、金利上昇局面では利益圧迫リスクも。
  • 短期の値動きに惑わされない
     配当株は「売るタイミング」よりも、「持ち続けられるか」が価値。

⑦ まとめと次に読む記事

連続増配株は、「安定・健全・継続」を兼ね備えた投資先です。
配当金を受け取りながら資産を増やす“真の不労所得戦略”を実現するうえで、これら5社は頼れる存在です。

  • オリックス(8591):安定感抜群の多角化モデル
  • リコーリース(8566):減配なしの堅実経営
  • 芙蓉総合リース(8424):リース業界の安定成長企業
  • みずほリース(8425):銀行系の強固な財務基盤
  • 三菱HCキャピタル(8593):グローバル展開を進める成長型リース

まずはリース業から1社を選び、そこに他業種を加える。
それが、長期で安心して配当を受け取るための現実的な第一歩です。

次に読むべき個別記事👇
➡ オリックス(8591)高配当株分析
リコーリース(8566)高配当株分析
➡ 芙蓉総合リース(8424)高配当株分析
みずほリース(8425)高配当株分析
三菱HCキャピタル(8593)高配当株分析


⑧ 免責事項

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資判断はご自身の責任で行ってください。

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コアラ先生
コアラ先生
はじめまして、コアラ助教授です。 元・外資系戦略コンサルとしての経験を活かし、難しい企業分析をやさしく整理してお届けしています。 このブログでは、30代〜40代の投資初心者が中級者へステップアップできるように、【高配当株の選び方・育て方・そして使い方(出口戦略)】までをわかりやすく解説します。 目標は単に口座残高を増やすことではなく、配当金を人生の自由や楽しみに変えること。 趣味は旅行と釣り。堅実に資産を育てつつ、人生を思い切り楽しむための投資を一緒に考えていきましょう。
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